ガッデム構造体

ガッデム岬

私は革命逆柱だ。行かなくてはならない。 私の名前は夢日記狂死郎という。 記憶縮退法で霊的ネオテニーを果たした私は、名前以外のほとんど全ての記憶を失った状態でこの場所にたどり着いた。 あとは過剰な使命感。 なんだか知らんが私が行くしかない、とい…

ガッデムなる物

「ガッデーム」 「おお、序列第42位武官ガンジ殿、ついに脳味噌にまで筋繊維が達してしまったのですね」 「誰が脳筋か」 髭をたくわえた小人が渋い顔をする。交わされた会話の残響は十分すぎる空間と絨毯に吸い込まれ、反響は返ってこない。見上げれば目が眩…

おいしいガッデム構造体の作り方

8.2次元方面からメケメケのしっぽを引き千切り鍋に投入。飴色になったところでミムの生き血を並々と注ぎます。銀河スパイスを銀河投入して銀河おたまで銀河まぜまぜ。お好みに合わせて贖罪をすませたら、全裸になってから食材を投入しましょう。4日と0.999..…

プレストーリー:ガッデム構造体

ガッデム構造体。そのあまりのガッデムぶりに、それを目にした者はことごとく「ガッデ〜ム」と声を漏らすという。「はいはい書記官殿はおかしなモノローグを入れんでください」 年齢詐称の魔王がマジックペンで白板をキュッキュする。そこは太書きの赤文字で…