2011-01-01から1年間の記事一覧

白鳳生科技社 ブレスト議事録

多脚ブロイラー ムカデ型鶏 食肉加工に適切な長さとは? ユニコーンとペガサスの生産コストについて おそらくはユニコーンのほうが低コスト 鹿、イッカクといった比較的形状の近い野生動物が存在する 生産過程としての二角馬 白馬、ピンク色が望ましい 環境…

行間商売

「おまえのせいだ。あの子が両親と暮らせなかったのも、満足に学校に通えなかったのも、あの子の手がひびわれて、使うたびに痛むのも、あの子の青春が家事と労働に費やされたことも、あの子の傷が絶えることがなかったのも、あの子が好きな人と一緒になれな…

風の王 プロローグ

――愛する四人の息子の首を目の前に並べられ、魔王メクセトに破れ、今や虜囚の身である黒の女王は悲嘆にくれて足元から崩れ落ちた。 女王は四人の生首をかき抱き、その頬に血の涙を伝わせたが、やがて彼女を見下ろす魔王メクセトを睨みつけるようにして顔を上…

再起動された魔界に関する言理的側面からの説明

pixiv:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=332737 参考:私たちの活動、すなわち書なる書の編纂について 注:この文章は降霊翻訳システムCRW&RBTによって自動筆記されたものです 時として、意識は唐突に発生する。たとえば、このように。 「私はザリス…

11月4日への扉 3章の概要

――過去に自分が住んでいた家 ループによって自分の過去が変わってしまったことを知った主人公は、述懐するだけだったループ前の過去ではなく、ループによって変わってしまった自分の過去を追い求める。同時に「財団」に連絡を取ろうとするが、彼らは痕跡を消…

11月4日への扉 2章の概要

――ループから戻ってきて暫く後の世界 主人公は狭いマンションの部屋で座った目で虚空を見つめている。室内には酒と煙草の据えた匂いが充満している。(1章の頃より荒んだ描写) 場所モデルは北区赤羽。 結局、家族は戻ってこず、また過去が改変されて独身の…

更新履歴

http://d.hatena.ne.jp/hyperlore/20110511/1306252745 上記ページを追記してタイトルを修正しました。 「ザリスについて」→「私たちの活動、すなわち書なる書の編纂について」 このページはザリスアカウントのポータルページとして用いる予定です。

11月4日への扉 序章の概要

(概要) 序章. 駅のホーム、モデルは京浜急行線新馬場駅(90年代初頭)。この駅は急行・快速は止まらない。 11月3日、休日とあって人もまばらなホームで電車待ちをする少女を主人公線路に突き飛ばす。走りこんできた通過列車に轢かれ血まみれの肉片と化す少…

私たちの活動、すなわち書なる書の編纂について

低級な説明: 一冊の書を考えよ。無限項の書物である。書には全てが記されている。世界の全てのことがらと、ありえたかもしれない世界の全て、そしてありえなかった世界の全てが、この書の中に含まれている。しかし書は、終焉の獣によって損なわれた。書は引…

11月4日への扉(仮)

(内容) ループ物。ただしループ自体ではなく、ループから抜けた後が中心の話である。 テーマは『罪と罰』、そして『初恋』である。 ただし『初恋』は主人公にとってのそれではなく、またヒロインのそれでもない。(概要) 主人公は11月1日〜11月3日を繰り…

女の体は炎に包まれつつあった。 その姿が煙に包まれ、見えなくなっていく様をお前は人ごみから見ていた。 元は貴族の娘ということで薬を嗅がされ眠らされているとは言え、その身体が火あぶりになる様を、人々は魔女狩りの熱狂に酔った頭で見ていたが、その…

エデンの向こう側

(http://throw.g.hatena.ne.jp/sasuke8/20080507/p1より転載・一部改変) 夕方、作業小屋。開いた戸口から、オレンジの光が入る。 青年と少女、二人。 少女が笑顔を作り、青年に声をかけた。 「写真見たよ。いい人そうじゃない」 「うん」 「健康そうだし、…

身の上話

うっかり恋人を殺してしまった神様が悲嘆に暮れて恋人の遺体を71のバラバラの肉片に分解したらそれぞれの肉片が女の子の姿に変わって71児の父になったけど俺の恋人が死んだ身代わりのように生まれてきたお前らなど絶対赦せんと嫉妬に狂って71人の娘たちを次…

魔界の始まりについて

宇宙は滅びの運命に取り込まれていた。しかし宇宙の管理権限を持つある男がパラメータの徹底的な価値相対化を図ったため、絶対的に思えた滅びの運命もまた、無数に存在しうる取るに足らぬ運命のうちのひとつにまで矮小化された。 こうして宇宙の危機は去った…