現代学園異能劣伝

リル宮ルル子の彼方

偉手悠斗は璃瑠宮流々子を主人公とする通称・リル宮シリーズでデビューした後、同ライトノーベルから数作品を出版しています。デビュー7年目でリル宮シリーズが完結、同年にリル宮シリーズを含め2作品が、翌年に1作品が、審査に合格し、『具現化』しています…

リル宮ルル子の無残な予後について

回答2: リル宮ルル子の保護は認められません。 質問3: それはなぜか。彼女の状態は、決して健常とはいえないと思うが。 回答3: 彼女の物語は既に完結しています。通常、エンディングを迎えた物語のその後については、当局の関知するところではありません。 …

リル宮ルル子のその後

「りるるるるるる……りるるるるるるる」 携帯電話の着信音でもない。鈴虫の音でもない。そもそも今は冬だ。 それはリル宮ルル子の、音の形をした”電波”だ。リル宮ルル子の発信する”電波”は、ルル子の母校の屋上から、冬の冷たい空気の上を滑るようにして人の…